署名へのご協力お願いします!! -東京女子医大附属病院「コロナ休業時の無給」文書の撤回要望署名-

ご覧頂きありがとうございます。

以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「東京女子医大病院: 東京女子医大病院の「コロナ休業時の無給」文書の撤回と、職員待遇健全化の約束(宣言)を求めます。」(←署名サイトへのリンクになっています)

 署名の主旨と提出先や文面等を説明いたします。

 

※現在63名のご署名を頂いていますが、一刻を争う事態であり100名に到達し次第即病院側に提出します。
 お早めのご署名をお願いいたします。

 

署名の目的

 先日のニュースでご存知の方も多いかと思います。

 このコロナ禍において、東京女子医大附属病院内で現場の大変な作業にあたっている職員に対し、人事課より「コロナ感染時の無給」を示す内容の文書が配布されました。
 その文書の撤回と待遇健全化の約束(宣言)を求め要望書に添える署名に、皆さん是非お力をお貸し下さい。

指摘する問題点

 大きく分けて二点の指摘です。端的に解説していきたいと思います。

 まずひとつ目ですが、感染により(あるいは指示を受けた時)休業となった場合における無給の条件が文書で示されたのですが、その内容は感染した場合のその条件が経営側が感染の原因を定めて無給を決定できてしまうものと受け取らざるを得ないものであるという点です。

 これは、様々な業種の中でも殊更に感染しないよう気を配らなければならない医療現場、その最前線の従事者に対し、必要以上の限度を超えた重圧を与えるものとなってしまいかねないものです。

 私は以前より医療現場の内情について調べているのですが、コロナに関しては、職員が感染し病院が閉鎖ともなれば病院運営のみならず地域医療の責任や世間からのバッシング等の重い問題を引き起こしかねない現状です。
 その大変な重圧を、非常に多くの医療従事者の方々が抱えている上に更に過剰なストレスが掛けられてしまっているわけです。
 それは事故の原因にもなりかねないと、医療以外の分野に従事する多くの方も想像に難くないことといえるでしょう。


 ふたつ目は、感染し現場に出られなくなった時の主な想定が、補償ではなく無給とされた部分です。

 病院の外から推察するばかりの一般市民の目線からしても、最前線でこの苦境を乗り越えようと努力し続ける、療従事者の方々が、手厚い保障ではなく無給という脅しとも取れてしまう文章が示されてしまったのは、世間の声として挙げざるを得ないものを感じたためです。

 また、例えば感染を防ぐために飲み会などを避けよという指示が出ているとしても、その指示に完璧に従うことができなかった場合に即それが原因で感染したことにもなりません。

 無給を示された現場の方々の思いはいかばかりかと思います。

この提言、署名の意味するもの

 コロナ禍に関していえば、様々な分野の現場で理不尽なことが起きているのは多々見聞きするものです。

 それは一方で経営のためまたは政治のためといった、私達の基礎的な生活をし仕事をし支え合っているという根本ともいえる部分がないがしろにされてしまっていることから起きている場合が多いと、感じておられる方は多いのではないでしょうか。

 これは東京女子医大病院のみならず、他の医療機関や業種、さらには行政の対応にも及ぶ提言となっています。
 こうした声、視点が少なからざる私達のものだと証明する時だと思います。

 もしこれがきちんと成功を収めたなら、問題を指摘されて一方が折れるという善悪の証明といったものではなく、経営と現場という視点に隔たりが起きざるを得ないところに協力や配慮がいかに大切かということを示すことにもつながります。

 政治に対しては、民間がこうした態度を取っているのになぜ視野の狭いふるまいをしているのかという指摘ですとか、民間の中での協力を後押しするような促しにもつながることです。

 何より、この署名と提起が盛り上がることが、そこにつながる大事な一歩であることはご覧の皆さんにしっかりお分かり頂けたことと思います。


 是非ご賛同、お力添えをお願い致します。

 現場で働く多くの職員の方の安心につながるのみならず、私達が立場を超えて協力を行えるものというはっきりとした証明になります。

 「善か悪か」という二者択一の世論を好む現代の風潮ですが、多くはそうした乱雑なあるいは深みや配慮のない価値基準に、口を挟むのを控えている賢明な方々がほとんどであるというのが本当のところと思いますし、残念ながらそれが証明されにくいものであるとも深く思うところです。

 きっとある程度の広がりを過ぎたら、そこから良い形でのさらなる展開が見込めるものと考えています。

 署名ページ下部にありますコメント欄にも是非お気軽に一言お寄せください。

 また改善点やご意見等ありましたら、コメントあるいはTwitterのDMなどでお伝え頂けましたら幸いです。
 (バランスや多くの方が扱いやすいよう複雑化を避けるため、必ず全て拝読しますがご意見そのまま全てを絶対に反映させるというものではないことを予めご了承ください)

 

東京女子医大病院 人事課ご担当者様にお伝えする文面

以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「東京女子医大病院: 東京女子医大病院の「コロナ休業時の無給」文書の撤回と、職員待遇健全化の約束(宣言)を求めます。」 

 こちらが署名サイト及び要望として送る予定の文面です。
 文面を署名募集時に公表したのは、署名する皆さんが相手方に出すその文面に内容を把握の上で署名ができるようになっておくべきだろうと考えるからです。

 全ての人の同意を得ることは無理なことと分かっていますが、様々な事情がある東京女子医大病院の職員の皆さんを応援するという意味を署名をされた方々と共有できたらと思っています。
 ご理解とご賛同の署名をご検討頂けましたら幸いです。

 このご時世、本当に心から良い方向へと進むことを願います。

 東京女子医大病院 経営統括部人事課ご担当者様へ(文面)

 日頃の医療体制の維持と長きに及ぶコロナ禍の対応にまず深く感謝を申し上げます。

 この状況における病院経営の困難さはお察しするに余りあるもので、そこへお願いをするのは大変恐れ多いのですが、これは勇気を振り絞ってのものとご理解頂けましたら幸いです。


東京女子医大病院の経営統括部人事課より発信された
「コロナ休業時の無給」文書の撤回と職員待遇健全化の約束(宣言)をお願いします。

 医療現場における職員皆さんの姿を多少なりとも目にすることがあるのですが、その姿と「コロナ罹患時の休業時における無給」の文書の存在の両方を思い比べるところとなりました。

 そして、歴史的規模ともいえるこの感染症の、その最前線で立つその当事者の心中を思うと筆を執らずにいられない結論に至った次第です。

 僭越ながらその内容について以下に述べたいと思います。

無給の条件について
 昨日の報道で目にしました「新型コロナウイルス感染症に罹患(りかん)等して休業する場合の処遇について」ですが、まず申し上げざるを得ない点のひとつめが、休業中の給与を無給にするその条件についてです。

 病院より出される条件ですので、それが感染を防ぐものとして適切であるのは異論の余地はないものと思います。

 ただ、それはあくまでも感染を防ぐ方法を意味するものであり、感染経路を特定するものでないのは明らかです。

 職員の皆さんが背負うものは、職場の大変さのみならず職場を離れた生活の面でも自らが感染者とならないようにしなければならないとてつもない重圧と存じています。これは個人的に日本各地の医療従事者やその関係者の声から実感するもので、おそらく第三者が確認をし大きな間違いはないように思われます。
 現場を止めてはならないという医療従事者の心がけと重圧は、語弊があるかもしれませんがそれ以外の立場の比ではないでしょう。

 その中でも職員の皆さん一人ひとりには生活そして家庭や家族もあり、やむにやまれぬ場に赴くのもあり得ることです。
 それが偶然ほんの少しでも条件に抵触する事があれば、誰よりも感染する可能性のある医療従事者が無給にされてしまうという文面は言葉を失う衝撃があります。

 その余計ともいうべき重圧を与えかねない部分は、職員の方々への多くの人々の同情を誘うものとなるもので、責任者の方もそれは望まぬところかと思います。
 また、所属されている職員の皆さんも、患者より「職場でこのように決めつけられて困っている」という相談を受けたなら「防止策は感染源を特定するものではない」と答えるのではないでしょうか。

 「感染」というテーマに向き合い重く責任があるのは誰も疑うものではありませんが、この条件が明確に分けられなかった部分は複数の問題を引き起こしかねないものと思います。

休業中の補償について
 現場の方々に少しでも安心して勤められるようになって頂きたいのが何よりの願いなのですが、感染時のみならず休業の指示がなされた場合でも無給の場合があるという点がふたつめの部分です。

 そもそも医療従事者の方々こそ、感染発覚時の補償がしっかりとかつ明確に示されているべきではというのが、日頃からお世話になっている一市民として抱いた率直な感想です。

 雇用調整助成金や傷病手当など医療法人も使用できる補償制度もあります(ここは知らない部分もありましたら申し訳ありません)。
 一般的にも、公的な補償制度と雇用条件に盛り込まれている制度を十二分に活用したガイドラインを設けるなど、職員に向けた最大限の努力がなされるべき状況ではないでしょうか。

このお願いについて
 これは貴院の経営側を悪とする提起では絶対にありません。
 病院経営とは医師の育成と医療体制の充実と合わせ、国の施策である地域医療構想に沿う必要があるばかりではなく、経済情勢や保険制度改革の見通しや災害対策など、重い使命を複合的に果たさなければならない大変困難なものです。

 その中で、政治や行政の的確な見通しのない動きや、大半は十分に努力をしているとはいえリテラシーの行き渡っていなかった不安を抱える市民、パニック発生の可能性にまで向き合わなければなりません。
 そうした中で、いわば「身内」に向けて意識を引き締めるために厳しい言葉を用いる場合もあり得ないものではないのでしょう。
 しかし、以上のような病院経営が向き合う不安とは、前線で活躍するスタッフが直面するものでもあるわけです。


 コロナ禍発生時の不安を抱く大勢の患者の対応から現在のコロナ対応体制の構築までの間にあった、物資不足の恐れやデマや医療従事者への偏見という困難に直面し続けてきたのは何よりも現場の職員ではないですか。

 では、そこで経営のためという目線でなされた「無給」の宣言ですが、この追い詰められた瀬戸際の一線で踏み止まり、医療体制を維持し続けている職員へのあの言葉が向けられたことが意味したものは、医療を支えながら生活を営む上での医療従事者と労働者その両面の意志の立脚点すら損ないかねない重大なものであったと言わざるを得ません。
 それは病院周辺住民の無意識的な不安を招き、職員の過大かつ余計といえるストレスは医療事故すら増やしかねず、大量の職員の退職の引き金にまでなってしまいかねないでしょう。

 それを職員の皆さんが必死で防いでいるのは多くの日本中の人々が重々承知のことです。


 どうか、東京女子医大病院の経営統括部人事課の責任ある方にお願いいたします。

 無給を示したあの文書の撤回および、職員に寄り添いコロナ禍をその現場と生活を守りながら乗り越えるのを目標とする宣言を行って頂けないでしょうか。

 無給の可能性を示唆する文書はそもそも現場から離れることを促しかねませんが、撤回と健全さのある体制を(せめてほんの少しだけでも)取るのは、病院内外への貴院が発信する、防疫的あるいは社会的なアナウンスの信頼を勝ち取るものです。そして、その信頼は保険制度や人口動静を踏まえる長い目で見た際に、経営の安定をもたらすものと具申するものです。

 現在、社会における政治や情報の面でも多くの不安を多くの人々は感じているものです。それは日本の大都市圏に起きている、医療従事者の置かれている苦境や医療現場の逼迫する余力への危惧、そして行政対応への不信が、少なからず言葉にならないものとして現れたのだといえるでしょう。

 その根本原因への向き合いを意味する、全国的にも画期的といえる方向へのさきがけとなって頂けないでしょうか。

 世間は何が悪かあるいは善かというような二者択一を求めるような世論が溢れやすいものです。

 しかし医療はそうした意志を持つ人そのものを支え寄り添うという私達のものでもあるわけです。今なお生まれてくる子供達を支えているという、その根本的な説得力を持つのが医療への従事であり東京女子医大病院であると、改めてのご認識を心よりお願いいたします。

 どうか今回を機に、大きくさらなる飛躍の方向へと向かって頂きたいと心より願います。

 これは東京女子医大でとりあげられた子供達が物心付いた時に、諸手を挙げて賛成してくれる内容であると信じ、恐れながらも提起するものです。